【ゲーム個人制作のコウテイ・準備偏】#3 アプリケーションのインストールと登録手続き

ユニティちゃんとIndie Game Developer Roadmapの文字 ゲーム個人制作のコウテイ

ゲーム個人制作をするうえで、各サービスにアカウントを登録しておく必要があります。この記事では、ゲーム制作なアプリケーションのインストール方法とUnity Hub・Google Developer アカウント・AdMobへの登録手続きの手順を解説します。

Unityでゲーム制作をするためのアプリケーションのインストール方法

ゲーム制作に必要なアプリケーションをインストールする手順を詳しく解説します。Unityを中心に、画像編集に便利なGIMPも併せて紹介します。

開発環境管理ツール「Unity Hub」

Unityでゲーム個人制作を行うにはまず「Unity Hub」というアプリケーションをインストールします。

  1. Unity公式サイトにアクセス
    Unityのダウンロードページに移動します。
  2. Unity Hubをダウンロード
    ダウンロードページ内の「Unity Hubをダウンロード」ボタンをクリックし、インストーラーを取得します。
  3. インストーラーの実行
    ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールします。
  4. Unity アカウントにログイン
    インストール後、Unity Hub を起動して Unity アカウントでログインします。アカウントがない場合は、サインアップを行ってください。
  5. Unityエディターのインストール
    • Unity Hubの「インストール」タブを開きます。
    • 「エディターのインストール」ボタンをクリックし、最新のLTSのUnityバージョンを選択します。
  6. 追加モジュールの選択
    • 以下の追加モジュールを選択してインストール。
  • Microsoft Visual Studio Community
  • AndroidBuild Support
    • Open JDK
    • Android SDK & NDK Tools
  • iOS Build Support
  • Mac Build Support (Mono)
  • WebGL Build Support
  • Windows Build Support (IL2CPP)

このブログではAndroid用のアプリの制作を推奨していますが、とりあえず上記のモジュールを入れておけば、iOS・Mac・Windowsにも対応できます。

コードエディタ「Visual Studio」

Unityではスクリプトを書くためにVisual Studioが推奨されています。上記の「Visual Studio Community」オプションをチェックすると、自動的にセットアップされます。

画像編集ソフト「GIMP」

GIMPとは?

GIMP (GNU Image Manipulation Program)は、画像編集やデザイン作業に使用されるオープンソースのソフトウェアです。プロフェッショナルな機能を無料で提供しており、写真編集、デジタルペイント、グラフィックデザイン、Webデザインなど、多用途に使えます。に使用できます。


GIMPの主な特徴

  1. 無料で使用できる
    オープンソースソフトウェアではありますが、ライセンス料や使用制限はありません。
  2. クロスプラットフォーム対応
    Windows、MacOS、Linuxに対応しており、どの環境でも同じ機能を利用できます。
  3. 多機能な画像編集ツール
    • 写真補正(明るさ・コントラスト調整、カラーバランスなど)
    • レイヤー編集(Photoshopのようなレイヤー操作が可能)
    • マスクやパス機能での精密編集
    • フィルターやエフェクトを活用した画像加工
  4. 拡張性
    プラグインやスクリプトを追加することで機能を拡張できます。公式サイトやコミュニティが提供するアドオンが豊富にあります。
  5. 多くのファイル形式に対応
    JPEG、PNG、GIF、BMP、TIFFなど、一般的な画像形式だけでなく、PSD(Photoshopファイル)の読み込みや編集にも対応しています。

GIMPの主な用途

  1. テクスチャ作成
    Unityで使用する3Dモデルやオブジェクトのテクスチャ作成に最適です。
  2. UIデザイン
    ボタンやアイコンなどのゲームUI素材を手軽にデザイン可能。
  3. キャラクターデザインやイラスト制作ペン
    タブレットを使えば、デジタルペイントツールとしても活用できます。
  4. ストア用画像の作成
    ストアで必須となる、ゲームアイコン・フィーチャーグラフィック・スクリーンショットの作成に便利。

GIMPを使うメリットとデメリット

メリット
  • 無料で高機能。
  • オープンソースなのでカスタマイズ可能です。
  • 軽くて比較的古いPCでも動作します。
デメリット
  • Photoshopに比べて操作性がやや複雑。
  • 一部の機能は他の有料ソフトよりも劣る場合があります。
  • プロジェクトファイル形式(.XCF)は他ソフトと互換​​性が低いです。

GIMPのインストール方法

Unityで使うテクスチャやUI素材の編集、ストア画面用のゲームアイコンやスクリーンショットの作成に役立つGIMPのインストール方法です。

  1. GIMP公式サイトにアクセス
    GIMPの公式ページに移動します。
  2. ダウンロードページを開く
    トップページの「ダウンロード」ボタンをクリックします。
  3. インストーラーをダウンロード
    自分のOS(Windows、Mac、Linux)に合ったインストーラーを選択し、ダウンロードします。
  4. インストーラーの実行
    • ダウンロードしたファイルを実行します。
    • インストールウィザードその後、インストールを完了します。
  5. インストール後の確認
    GIMPを起動し、動作を確認します。日本語設定は、インストール時に「日本語」を選択すれば適用されます。

各種サービスの登録手続き

Google Developerアカウントの登録

Google Play にアプリを公開するには、Google Developer アカウントが必要です。

手順

  1. Googleアカウントの準備
    • Gmail アカウントを作成します(既知のアカウントがあればスキップ)。
  2. Google Play Consoleへのアクセス
  3. デベロッパー登録料の支払い
    • 「デベロッパーアカウントの登録」を選択。
    • 登録料(25 USD)を支払います。支払いにはクレジットカードが必要です。
  4. デベロッパープロフィールの設定
    • 開発者名、連絡先情報(メール、電話番号など)を入力して設定を完了します。
  5. アカウントの承認待ち
    • 承認までに数日かかる場合があります。完了後、アプリの登録と管理が可能になります。

AdMob アカウントの登録とセットアップ

AdMob は、Google が提供するモバイルアプリ広告プラットフォームです。

手順

  1. Googleアカウントの準備
    • Gmail アカウントをご利用いただけます(既知のアカウントがあればスキップ)。
  2. AdMobの登録
    • サイトURL: AdMob
    • Google アカウントでログインし、「AdMob を開始」をクリックします。
  3. アカウント情報の入力
    • ビジネス情報や支払いに関する情報を入力します(支払い通貨、国など)。
  4. AdMob の承認
    • アカウントが承認されるまで待ちます(通常は即時ですが、場合によっては数時間〜数日かかります)。
  5. 広告ユニットの作成
    • AdMob のダッシュボードにログインし、「アプリの追加」を選択します。
    • アプリを登録(Google Play公開前の場合は「アプリはまだ公開されていない」を選択)。
    • 広告ユニットを作成します(バナー広告、インタースティシャル広告など)。
  6. Unityプロジェクトへの組み込み
    • Unity 用の Google Mobile Ads SDK をインストールします(公式ドキュメントを参照)。
    • 作成した広告ユニットIDをUnityプロジェクトに設定し、広告を実装します。

まとめ

これらの手順を進めることで、Unity を使用した Android アプリの開発、Google Play への公開、および AdMob による収益化を実現できます。時代の変化に合わせて多少入力項目等が変更となるため、それぞれのプラットフォームの公式ドキュメントを参照しながら進むことをお勧めします。

ここまでで、ゲーム個人制作の準備が整ったといえます。次項からは、企画と制作のサイクルを回していくための内容となります。

ゲ制最高!

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