【ゲーム個人制作のコウテイ・スケジュール管理偏】#7 スケジュール管理表を作る

ゲームを個人で開発する場合、スケジュール管理はプロジェクトを成功に導くために欠かせません。特にリリース日を見据えた計画が重要です。

この記事では、Googleスプレッドシートを使って効率的にスケジュール管理をする方法を解説します。

1. リリース日を決める

まず、プロジェクトのゴールを明確にするためにリリース日を設定します。リリース日が決まることで、逆算して必要なタスクの締め切りを設定できるようになります。

• リリース日を現実的に設定する 開発規模やあなたの開発スピードを考慮して、無理のないスケジュールを設定しましょう。
• マイルストーンを設定する 大きな目標だけでなく、たとえばプロトタイプ完成やアルファ版テストの実施などの小さな区切りをリリース日までの間に設けましょう。

Googleスプレッドシートにリリース日を入力して、進捗の全体像を確認できるようにしておきます。

2. 各シーンごとに必要なタスクを書き出す

ゲームを構成する各シーン（たとえばタイトル画面、メインゲームプレイ、エンディングなど）をリストアップし、それぞれに必要なタスクを書き出します。

• タスクを細分化する 各シーンごとに、具体的な作業項目を作ります。例:
  • タイトル画面: 背景デザイン、ボタン実装、メニュー遷移処理。
  • メインゲームプレイ: キャラクターアニメーション、物理エンジン実装、敵AI作成。
• 優先順位をつける 必須タスクと追加要素（Nice-to-have）を分け、リリースに必要なものから進められるようにします。

スプレッドシートでは以下のような表を作成します：

シーン名	タスク名	必須/追加	優先度	担当者	備考
タイトル画面	背景デザイン	必須	高	自分	イメージ完成済み
タイトル画面	ボタン実装	必須	中	自分	背景完成後に実装
タイトル画面	メニュー遷移処理	必須	高	自分	機能テスト必須
メインゲーム	キャラクター操作	必須	高	自分	キー入力確認
メインゲーム	敵AI作成	必須	高	自分	パターンAのみ
メインゲーム	アイテム追加	追加	低	自分	基本機能完成後
エンディング	スタッフロール表示	必須	中	自分	テキスト確認必須
エンディング	終了処理	必須	高	自分	ゲーム終了の確認

3. タスクをこなす予定日を書き込む

タスクごとに締め切りや作業予定日を記入してスケジュールを立てます。これにより、進捗状況を把握しやすくなります。

• 作業日程を設定する 各タスクに対して、開始日と締め切り日を記入します。
• 依存関係を考慮する たとえば、背景デザインが完成しないとその上に配置するボタンの実装が進められないといった場合、順番を調整しましょう。

以下のようなスプレッドシートを作成します：

タスク名	開始日	締め切り日	状況	担当者	備考
背景デザイン	2024/01/10	2024/01/15	作業中	自分
ボタン実装	2024/01/16	2024/01/18	未着手	自分	背景完成後
キャラクター操作	2024/01/19	2024/01/25	未着手	自分
敵AI作成	2024/01/26	2024/02/05	未着手	自分	パターンAまで
スタッフロール表示	2024/02/06	2024/02/08	未着手	自分	テキスト確認

4. スケジュールに無理がないか確認

スケジュールを全体的に見直し、無理がないか確認しましょう。必要に応じて調整を行います。

• バッファを設ける 想定外の問題が発生することを考慮し、余裕を持ったスケジュールにすることが大切です。
• 進捗を定期的にチェックする 毎週や毎日の進捗確認をスケジュールに組み込み、予定通りに進んでいるか確認します。

Googleスプレッドシートには条件付き書式を設定し、締め切りが近いタスクを色分けして視覚的にわかりやすくするのもおすすめです。

まとめ

Googleスプレッドシートを使って効率的にスケジュール管理をする方法をまとめると、以下のようになります。

これらの手順を実践することで、個人ゲーム開発におけるスケジュール管理がスムーズになります。Googleスプレッドシートを活用して、プロジェクトを計画的に進めていきましょう！

ゲ制最高！